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畠中恵 ゆんで めて
購入日 2010年09月01日(Wed) |
![]() ゆんで めて |
期待度 
畠中恵のしゃばけシリーズの単行本9巻目。
小説新潮の2010年2月号から6月号に掲載された短編が編集されている。
評価 
タイトルの「ゆんで」とは「弓手」と書き、弓を持つ手で左手を指し、「めて」とは「馬手」と書き、馬を引く手で右手を指す。
この言葉をはじめて知ったのは子供の頃に覚えた、西南戦争を謡った「田原坂(たばるざか)」の歌詞だった。
「馬手」「弓手」と聞くと、どうしても悲惨な戦を謡ったこの歌を思い出してしまう。
いつもならほのぼのとしたお話のはずのしゃばけシリーズなのだが、今回はなにやら様子が違う。
出会いがあれば、別れがあるのは世の常。
妖(あやかし)とて無限の命を有するわけではない。
なにやらもの悲しい一話目をきっと救いの落としどころがあるはずと読み進めると、さにあらず。
定めと諦めて一話目が終わってしまう。
二話目は時を遡る。
原因となる話しになるのかと思ったが違う。
三話目でさらに過去へ。
どうやら落としどころが見えてきた。
最後で思惑通りのところに話しが落ちた。
今回は安堵感もあるが、どこかもの寂しさも残る終わり方でしたね。
しかし、考えてみれば、折り返して・・・・・
そんな期待も感じさせます。
ゆんでめて

