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リムーバブルケースで、バックアップHDDを増設しよう!

更新日時 2011-09-17 02:44:51+09:00 リムーバブルケースで、バックアップHDDを増設しよう!

リムーバブルケース?

聞き慣れない人も多いかもしれませんね。
『リムーバブル』というのは、『取り外しができる』というような意味です。
フロッピーやCD-ROMなど、入れ替えができるディスク(メディア)をリムーバブルディスク(メディア)と呼ぶことがあります。
リムーバブルケースというのは、主にHDDの取り替えを可能にするためのケースです。

ここでは、リムーバブルケースを使って、付けたりはずしたりが簡単にできるバックアップHDDの増設をしてみましょう。

バックアップHDD??

HDDでHDDのバックアップを作る??
少し不思議に聞こえるかもしれませんね。

バックアップというと、昔なら、フロッピーやテープ。
今なら、CD-R(W)かDVD-R(W)を使う人も多いでしょう。

こういったリムーバブルメディアでHDDの完全なバックアップを作ろうと思うと、何枚、何十枚ものメディアを入れ替えなければならず、随分時間もかかります。

おまけに、HDDがクラッシュして、いざ復元と言っても、OSやバックアップツールのインストール、リストアするのにまた何枚ものメディアを入れ替えなければなりません。

しかし、HDDに全く同じ環境をコピーすればどうでしょう?
HDDを取り替えるだけで、すぐに以前の環境に戻ります。

細かなデータ、ファイルのバックアップをCD-Rなどのリムーバブルメディアで、環境全体をHDDでバックアップすれば鬼に金棒、簡単復元が可能になります。

準備するもの

ここで紹介しているのはATAPI用のケースです。
SATA用のケースは若干異なりますが、作業はおおむね同じです。


リムーバブルケース

安いものだと、ラックケースとインナーケースのセットが1000円未満で売られています。
アルミ製などのちょっと高級なものでも、5000円ぐらいで手に入ります。


バックアップ用のHDD

オリジナルになるHDDと同じか、それ以上の容量のものを用意しましょう。
パーティションでHDDを分割している場合、すべてのパーティションをバックアップするときは同じか、それ以上の容量のものを、OSが入っているパーティションだけバックアップする場合は、そのパーティションと同じか、それ以上の容量のものを用意しましょう。


工具

ドライバーだけでもOKですが、ラジオペンチなどもあると便利です。

ディスクコピーツール

HDDの完全なコピーを作るためのソフトです。
今回ここでは、ノートンのゴーストを使用します。

5インチベイの準備

PCケースで、ハードを取り付ける場所のことをベイと呼びます。
HDDやCDドライブなど、ドライブを取り付けるところをドライブベイと呼びます。

ドライブベイには、CDドライブなどを取り付ける5インチベイと、FDDやHDDを取り付ける3.5インチベイがあり、さらに、HDDを取り付ける3.5インチベイは外から見えないことから、シャドウベイと呼ばれます。

リムーバブルケースは5インチベイに取り付けます。
ですから、CDドライブ以外に5インチベイのないPCケースでは利用できません。

買ったばかりのPCケースの場合、CDドライブ用以外の5インチベイは、ふたがされていてそのままでは使用できません。
この、5インチベイのふたをはずし、リムーバブルケースを取り付けられるようにします。

ふたをはずす

ケースの前面パネルを取り外す方が本当はよいのですが、手間を省くために、ちょっと乱暴な方法で取り外してみます。


ふたと前面パネルの隙間にマイナスドライバーを差し込みます。
軽くこねれば大抵のふたは簡単に取り外せます。
面倒でなければ、CDドライブを取り外すと簡単に取り外せます。


次に内ぶたを取り外します。
ビスなどで止められている場合もありますが、ほとんどのPCケースは切りはずさなければなりません。
手でこねれば切り取れます。
ドライバーやラジオペンチを使う方がより安全に切り取れます。

ラックケースとインナーケース

いよいよPCケースにリムーバブルケースを取り付けるのですがその前に、リムーバブルケースをチェックしておきましょう。


リムーバブルケースはPCに取り付けるラックケースと、HDDを取り付けてラックケースに入れるインナーケースとで、一つのセットになっています。


ケースには上下があるので注意しましょう。
ラックケースを取り付ける際に上下逆にしてしまうと、IDEや電源ケーブルが取り付けにくくなったり、インナーケースの抜き差しがしにくくなることがあります。
ほとんどのラックケースの背面は、CDドライブのようになっています。
コネクタの位置や文字の向きなどでよく確かめましょう。


インナーケースの取り付け、取り外し方も確認しておきましょう。
ほとんどのケースの場合、ハンドルかレバーで取り外せるようになっています。
取り付けるときはハンドルやレバーを寝かせて、インナーケースを押し込みます。
ラックケースを取り付ける前にインナーケースの取り付け、
取り外しの練習をしてみてもよいでしょう。

ラックケースをPCケースに取り付ける

ラックケースをPCケースに取り付けます。


ラックケースの取り付け方は、CDドライブと同じです。
PCケース前面から、ラックケースを5インチベイに差し込みます。


PCケースとラックケースの前面があうところまで差し込んだら、ねじや留め具でラックケースを固定します。
CDドライブを取り付けたことのある方なら、特に難しくはないでしょう。
ただし、インナーケースを抜き差しするので、しっかりと取り付けてください。
スライド式の留め具の場合は、ラックケースを前後にゆすり、しっかりと固定できる位置を確かめましょう。


ラックケースを取り付けたら、インナーケースを抜き差しして確かめましょう。
ラックケースがずれたり、インナーケースが差し込めないと使えません。
インナーケースが簡単に抜き差しできれば大丈夫です。


IDEケーブルと、電源ケーブルをつなげば、ラックケースの取り付けは完了です。
CDドライブのすぐ下の5インチベイにつければ、CDドライブにつないでいるIDEケーブルの空きコネクタが利用できます。

インナーケースにHDDを取り付ける

まず、HDDの設定を変更しましょう。
IDEに接続するドライブには、マスター、スレーブ、ケーブルセレクトの3種類の接続モードがあります。
一本のケーブルで、マスターとスレーブ、2台のドライブを接続できます。
ここでは、優先度を決めるマスター、スレーブの設定は使わず、接続されたケーブルのコネクタに優先度をあわせる、ケーブルセレクトに設定しておきましょう。


インナーケースのふたを開けます。
インナーケースのふたは、スライド式、ねじ止めなどになっています。


ふたを取り外し、HDDにインナーケースの中のケーブルを接続します。
インナーケースの中には、IDEのコネクタと、電源のコネクタがあります。
接続の仕方は、PCケースにHDDを取り付ける場合と同じです。



HDDをインナーケースの中に納め、ねじで固定します。
HDDをインナーケースの中に納めるときは、まず、ケーブル類と反対側のHDDの先端を先にケースに入れ、後から、ケーブル側を押し込むようにすると入りやすいでしょう。


HDDがインナーケースの中に納まったら、ねじで固定します。
ねじで固定するときは、一カ所を一度にきつく固定してはいけません。
ねじが根本まではいったら、4カ所を順番に同じように止め、4カ所をそれぞれ順番に締め付けていきましょう。


ふたをつければ、インナーケースのできあがりです。

バックアップHDD、装着!!

さあ、いよいよバックアップHDDをPCに装着します。


まず、PCの電源を切ります。
電源を入れたままでリムーバブルケースの脱着はできません!!
ラックケースに電源ランプがついている場合は、インナーケースの脱着の前にランプが消えていることを確認しましょう。


インナーケースをラックケースに差し込みます。
奥までしっかり差し込み、抜け出さないことを確認しましょう。

PCの電源を入れます。
BIOSやOSが新しいHDDを認識してくれればOKです。

これで、バックアップHDDのハードウェア編は終了です。
ノートンシステムワークス、ノートンゴーストを使ったHDDのバックアップは
SOFT LABOをご覧ください。
ノートンゴーストでHDDを丸ごとバックアップ~